DSD archiving
アナログテープの劣化
80年代までは主にミックスにはアナログの1/4インチ、1/2インチのオープンリールのテープが使用されてきました。(2025年現在また海外ではDAW録音と並行してなんと!一部ではアナログテープ録音も復活してます!)アナログテープは録音したあと、1回目のプレイバック、2回目のプレイバックでも既に音質は変化します。その後は管理がよくなされている環境でも磁気テープは少しずつ経年劣化していきます。
アナログテープ(磁気テープ)は粉末状の磁性体をテープ状のフィルムに 接着剤で塗布または蒸着した記録媒体ですが、空気中の水分と化学反応を起こし、テープの表面に粘着性の接着剤が溶け出してきます。 そのような状態で再生すると取り返しのつかないことになります。アナログテープだけでなくデジタルの磁気テープも同様です。3/4インチ=U-maticのCDマスターや、3324, 3348, DAT、コンパクトカセットなども磁気テープです。専門業者で熱処理(ベーキング、オーブン入れ)を行なって、すぐにサイデラ・マスタリングにお持ち込みください。(熱処理の発注代行も承ります)
DSDアーカイビング
弊社では、STUDER A-80、A820、Dolby-SR/Aのメインテナンスとトランスファー用のケーブルなどを揃えて、5,6MHz, 11,2MHz DSDへのアーカイブ、またスーパーオーディオCD専用の編集機SONY Sonoma も2セット常設しており、ダイレクトにスーパーオーディオCD(2.8MHz DSD)フォーマットへのアーカイブからマスタリング、オーサリングまで可能です。
DSD(Direct Stream Digital)の音質とは「人間が感じる音」のすべてをそのまま記録再生できるフォーマットと言えます。
人間の聴覚限界を超えた自然界に存在するほとんどの音を記録するのに十分な特性を持っています。DSDアーカイビングにより、素晴らしいレコーディング、作品を永遠に残すことが出来るのです。
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