Japan Tour 2019
Guinga, Mônica Salmaso, Teco Cardoso, Nailor Proveta

SDSD-1059
e-onkyo    mora    OTOTOY


TRACK LIST:
01. Tangará
02. Sete Estrelas
03. Contenda
04. Odalisca
05. Di Menor
06. Passarinhadeira
07. Esconjuros
08. Simples e Absurdo
09. Nó na Garganta
10. Chá de Panela
11. Mello Baloeiro
12. Baião de Lacan
13. Choro Pro Zé
14. Chapliniana
15. Per Constante
16. Noturna

Musicians:
Mônica Salmaso : vocal, triangle, flying pan, pandeiro
Guinga : acoustic guitar, vocal
Teco Cardoso : flute, sax
Nailor Proveta : clarinet, sax
 
Produced by Exective committee of Guinga & Mônica Salmaso Japan Tour 2019
(Latina Co,Ltd. / Sha-la-la COMPANY Co,Ltd.)
Recorded by Seigen Ono
Studio Recording at SAIDERA MASTERING on 11&12 April 2019
Live Rocording at Nerima Culture Center on 10 April 2019  (03, 05, 08, 09, 10, 12~16)
Mixed by Homero Lotito & Teco Cardoso at Reference Mastering Studio
Except *13, 14, 15 and 16 mixed Seigen Ono at SAIDERA MASTERING
Mastered by Seigen Ono at SAIDERA MASTERING
 
Graphic project by Júlio Abreu + Leonora Weissmann / Jiló Design
Paintings by Leonora Weissmann (photos by Lorena Lani, ...)
Photos by Makoto Ebi


 ブラジルが誇る至宝ギンガ(ギタリスト/作曲家)が、ブラジル最高峰の歌姫、モニカ・サウマーゾと管楽器の名手テコ・カルドーゾ(フルート/サックス)、ナイロール・プロヴェッタ(クラリネット/サックス)の2人を加えたクアルテート編成で2019年に来日。大好評に終わったツアー後に行われたサイデラ・マスタリングでのスタジオ録音とツアー・ライブ録音から編成された美しく感動的なアルバム。
 
 
 作曲家ギンガの作品は、ブラジルの音楽史においてとても重要なものです。ブラジル文化の真の魂が宿っていて、私たちに感動をもたらし、作曲の世界に新しい木が生まれ育ちました。その大きな木は、後世の若き作曲家たちにとってインスピレーションの源となり、彼らの道標、アイデンティティとなっています。ギンガの音楽によって形成されたこのクアルテートは、音楽を同じように愛するアーティストたちが集まりました。聴く人により良いものを届けたい一心で、愛情を込めて、研鑽を積み、音楽に取り組んでいます。テコ・カルドーゾとナイロール・プロヴェッタは公私ともに長年の友人です。2人が一緒に演奏するときは特別で、ともにアイディアを出し合い、対話をしながらオーケストレーションとインプロヴィゼーションをしていきます。彼らと一緒に歌うこと、それは美しい経験の連続です。テコとプロヴェッタとギンガの曲を、ギンガも一緒に演奏できることは、人生がもたらしてくれた最大の贈り物のひとつです。このプロジェクトを日本のみなさんにお届けできて、素晴らしい夢を叶えることができました。日本ツアー中、全員が心底感動しました。日本に対して私たちは深い敬意があります。文化的にも私たちを隔てる地理的な長い距離を越えて、日本を訪れることができたことはまるで魔法のような出来事 でした。私たちを迎え入れてくれたみなさんの真剣さ、敬意、仕事に対する誇り、秩序、そして詩的なところや喜ぶ姿に、魅了されました。
 この夢の実現をサポートしてくださったみなさんに、特にこのツアーを夢見て実現に尽力し、環境を整えてずっと寄り添ってくれた実行員の3人、宮ヶ迫ナンシー理沙さん、田村直子さん、花田勝暁さん、ラテンアメリカの国々と日本との文化的な架け橋としてとても大事な仕事を続けている雑誌ラティーナと本田健治さんに感謝します。また、ライヴとスタジオでの録音及びマスタリングをしてくれたオノセイゲンさん。サンパウロでミックスをしてくれたホメロ・ロチート。そして、花開いた桜に囲まれて山形、大阪、東京で過ごした美しい時間を永遠に記録する、このツアーの実現とCDの制作をクラウドファンディングを通してご支援くださったみなさまへ心より深く感謝いたします。最後に、愛情を注いで私たち全員の肖像画を描き、CDのパッケージデザインをしてくれたレオノラ・ヴァイスマンにも感謝を。
 
このひとつのサイクルを全身全霊の仕事で締めくくります。
 
ありがとうございました。

サウダーヂ  モニカ・サウマーゾ

  
 
 20194月の日本ツアー、私、モニカ、ナイロール・プロヴェッタ、テコ・カルドーゾは4人でいっしょにCDを録音するという夢の実現に向けて旅をしました。音楽をきっかけに結成したクアルテートは家族のような関係に変わっていきました。
 
 母親や父親が子どもを大切にするのと同じように、彼らは私の音楽を大切にしてくれます。奇跡というものは、一見とてもシンプルな出来事のようですが、私たちの人生の長いサイクルを経て起こることであると付け加えておきたいと思います。このメンバーはとても自然な流れのなかで出会いましたが、この魔法は永遠に記憶されます。この奇跡を私は、はっきりと感じています。彼らは私の音楽を演奏しているのではなく、私の音楽を守ってくれているのです。作曲家、ギンガを守ってくれているのです。彼らと一緒にいると、私は無敵だと感じます。モニカのマネージャーのカルラ・アシス、私のマネージャーのルイス・カルロス・パヴァン、私のギターを作ってくれた越前良平さん、実行委員会のみなさん、コンサートとCDの制作のために協力してくださった全ての方に感謝を込めて。僕たちのストーリーは、次のエピソードへと続きます……。 

ギンガ
 
 

 ギンガとモニカ・サウマーゾの共演コンサートの日本でのTV放映決定がきっかけとなり、ギンガ&モニカ・サウマーゾ来日ツアー実行委員会が動きだしました。ギンガとモニカの共演アルバムはまだ録音されていないので、来日のタイミングでアルバムを録音できる手段はないかと、クラウドファンディングで支援をお願いしたところ、多くの方の支援でアルバムを録音できることになりました。
 
 スタジオ録音は、来日ツアー終了後に都内のサイデラ・スタジオで2日間行いました。東京公演の音源も録音していましたが、選曲の結果、スタジオ録音とライヴ録音を半数ずつ収録したアルバムとして発表することになりました。このアルバムは、クラウドファンディングでの支援なしには、存在しなかったアルバムです。改めて深く御礼申し上げます。

ギンガ & モニカ ・サウマーゾ来日ツアー実行委員会