Silence spins オノ セイゲン + 坂本龍一 + 高谷史郎

Silence spins, 2012

 目には見えない「音の展示」とは、すなわち「静寂な空間」の展示なのです。
東京都現代美術館 2012 Sharjah 2013
シャルジャに持ち込んだのは静寂な空間。千利休の小さな仕切られた空間で無限の宇宙を想像する。
 
 

 
 
 
オノ、坂本、高谷のコラボレーションにより実現したこの茶室は、外側からのノイズと、内側での音の反響を最小限にまで抑える構造によって、 無意識的に空間を把握する感覚に働きかける 内側に使用されている特殊な吸音素材は、 自らの発する音に注意を向けさせると同時に高音の反射を遅らせるため、身体化した音と空間の関係性にずれをもたらす。(2013年のシャルージャに続く)
 
「人に限らず聴覚で捉える、ダイレクト音と反射音こそが3 Dの空間を認識していることは明らかで、視覚は後追いでそれを確認しているにすぎない。視覚障害者でもエコーロケーションのように訓練することで、直接に脳の中の視覚野に情報が届けられる。実はこれは無意識のうちに誰もが日常生活で使用している感覚でもある。」オノ セイゲン
 

 
「アートと音楽 ー 新たなる共感覚をもとめて」

 


 

 

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