インターンシップ・プログラムについて

 
1:応募書類を提出
2:一次面接
3:二次面接(シフトの相談など)
4:実施開始
(応募書類:履歴書(写真貼付けのこと)、自己紹介文と応募動機の作文)

1995年にスタジオを開設してから、今までに合計230人以上の方が経験を積んでいます。ここ数年は、特定の専門学校との提携により、毎年1ヶ月、週5日×4週間のプログラムを受け入れています。また、大手商業スタジオからの制作業務研修を6ヶ月間受け入れたことがあります。国際的にも、ヨーロッパ(ETP)、アメリカ、韓国、ドイツ、オランダからの参加実績もあります。大学や専門学校で得た知識だけでは、実際の仕事現場には対応できません。
 
インターンシップ・プログラムから何が学べるのか?
学校では習わないが重要なスキルを身につけ、目標への最短ルートを教えます。2年後や10年後に何を達成したいのかを考え(自分を見極めた時点で変更しても良いのです)、そのためには1ヶ月後、半年後にどうなっているべきかを見直してみましょう。本当にやりたい仕事を見つけ、自身が最も得意なスキルを仕事に活かしましょう。
★ エンジニアになりたい方は、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)は必須ですが、それだけでは全く不十分です。プラグインを揃えるだけでも全く足りません。自分がアーティストでなくても、音楽が好きであれば、裏方として、あるいは職人として現場をサポートするのも素晴らしい選択です。ミュージシャンでなくても、自宅録音や演奏以外のスキルアップにも役立ちます。自分の続けたいことに磨きをかけるチャンスとなるでしょう。
 
★ 仮に、ここにアシスタントが3人いると仮定します。
お客様から最初に声をかけられやすいアシスタントは、(掃除やコーヒーだしでも)いつでも笑顔で「この現場が楽しそうに見える若者」です。仕事のチャンスはそこで巡ってきます。まず最初のチャンスをもらうこと、「これやってくれる?」と声をかけられることが重要なのです。初対面のお客様が声をかけやすい雰囲気を常に作りましょう!

大学に通いながら(中・高卒で十分)、アルバイトをしながらでも、あらゆる職業に通じるヒントが学べます。インターンシップの期間(宣言する6ヶ月または12ヶ月)終了後に音楽関連の仕事に就いた人は約20%で、何人かは大活躍しています。IT、広告、飲食店、カフェ経営など、異業種で活躍している人や、フリーランスで弊社のクライアントとなっている人もいます。誰でも知っている上場企業の社員であったのに、弊社のインターンシップを経て、本人の夢であった一流スタジオに就職した者もいます。20代最後の決断、一度しかない人生での大事な決断です。
 
最初のステップは、
★ マニュアルを楽しそうにこなせるか。ここはゲーム感覚。
整理整頓、掃除、限られた時間(=予算)内で、ToDoを仕上げるには「段取りが重要」です。根性ではなく、①コミュニケーションと②ホスピタリティです。アシスタントの仕事とは、サービス業、接客業と同じです。観察、気づき、そして実践。空気を読むことが大切です。

「明るくポジティブに」行動する(ふるまう、でよい)。声は3度高めの音程で6dBアップ。素直さと謙虚さを備えて、最初からなんでも知っている人はいません。わからないことは遠慮なく尋ねましょう。丁寧に、細かな部分にこだわりながらも段取りよく動く。成果主義だけではなく、有言実行力が問われています。「ストレスを感じないで、楽しくこなせる」人こそが、プロの現場への適性があると断言できます。100%成功する方法とは?(文末に答)

例えば、「平行と直角」=バランス感覚。少ない手順でテーブル上のものをさっと片付けられるか?洋服店でTシャツをたたむ店員さんを見てください。無意識のうちに定規で計ったように手数が少なくさっと置ける人は、録音エンジニア、ミキシング、マスタリングにも適性があると言えます。左右バランスよく、音を正確に描いた位置に定位ができるか?その細かな部分に気がつくか、です。

インターンシップ・プログラムは授業料もないが無給です。1週間ごとに「確実に100点をとれる小さな目標」をひとつたてます。先週の達成度の自己評価をします。例えば「美味しいコーヒーの入れ方」を覚える、とか。1年間で50コの小さな目標=「観察と気づき」が達成できると、現場でかなり便利な使える人材になります。小さな目標をだんだんと達成し、5年後、10年後には「自分の夢」を「事業計画」へ実現させましょう。その時は(もしかすると金銭的にも)応援します。
 
一度しかない人生での大事な決断です。
「音楽を作る」=「クリエーター」においては、すでにプロとアマの境界はありません。COVIDと円安、それ以上にサブスクにより、今までの音楽制作の世界の常識は変わりました。ほかに仕事を持っていても、アマチュアのトラックメーカーなのにプロ顔負けのクオリティ、しかも「これスマホで作ってるの!?」と驚くことがあります。

「サイデラ・マスタリング&レコーディング」のお客さまの半分は、メジャーではないです。個人のクリエーターや、初めてリモート録音してみたミュージシャン、トラックメーカーから直接の依頼、100%自分のお金で音楽を作る方々が多いです。

音楽とはコミュニケーションです。日本人同士ならば言わなくてもわかる?それは勘違いです。相手に理解できるように伝えないと、それは最初から何も言わなかったのと同じです。サイデラ・マスタリングを通った音は伝わりやすくなります。なぜか?ここまで読んでくださったクリエーターの皆さん、まず自分の音をオンライン・マスタリングで試してください。きっともっと知りたくなるでしょう。人生は一度きり。だから確実に次のステップへ。

まずは健康な心身、自己管理は基本です。面接の後、開始時に6ヶ月または12ヶ月の期間、エンジニア・コースまたはクリエーター、プロデューサー・コースを選択してもらいます。最低でも週に14時間(〜40時間)。自己目標を立てた上で達成度を評価(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月)します。自己目標を達成した者で希望する場合、1年(特に能力が認められる場合は6ヶ月)後に弊社もしくは、関連企業などで仕事につくチャンスは近年、高くなっています。弊社の募集がなくとも、希望する企業に応募する際に推薦します。 つねに自分の進むべき目標(1年後、5年後の自分はどうありたいか)を描いて行動することです。目標は自分の成長に合わせて変えてもよいのです。

例外的にすでにプロの現場で活躍している方で、スキルを伸ばしたい、あるいはSDLab研究員として参加できるプログラムもありますが、こちらはオノあてに紹介者付きの同様の履歴書をお送りください。


 
[新メニュー] マスタリング塾
参加資格:弊社の現役のインターンシップ、スタッフ、インターンシップOBで許可したメンバーは無料。NDAあり。一般の方も「DTM個人レッスン」で申し込めば受講できます。不定期に開催。
★ チーフ・エンジニア根本によるマスタリング塾です。
以下のような出題(WAV音源と想定クライアントのAさんとBさんの想定リクエスト)に塾生がゲーム感覚でマスタリングをコメントつけて提出。根本とSDMindiesのA&R、木村が客観的なコメントをつけます。やりとりとコメントは参加塾生全員が読めます。
目的:個人の得意ジャンルを見極め、プロのマスタリング・エンジニアとしてのスキルを素早くアップしていく。クライアントの要望に沿った結果が出ているかをチェック。マスタリング・エンジニアを目指さない方(例えばJ-POPの作曲家さん)も気軽にゲーム感覚で参加できます。出題例は以下のように、制作現場を想定します。
- 課題曲その1
- Aさん(代理店プロデューサー想定)「歌はもっとセクシーにかっこよくしてよ」
- Bさん(録音時のピアニスト)「キックとベースにボーカルが負けてるかなボーカルあげるか?」
- 課題曲その2
- Aさん(アーティストマネージャー想定)「全体にもっと明るく、Cuteにしといてなあ?」
- Bさん(アレンジャー)「ちょっとクラブDJ寄りにしすぎたかなあ?」

これなかなか楽しいです、回答作成は20分以内でやるように。同じ方向でも(専門用語を知らない想定の)Aさん、エンジニアではないがレコーディング現場を知ってるBさん、という想定です。
 
 

マニュアル:序章の一部はこんなこと

■ 大学や専門学校では学べないが、将来どんな種類の仕事に就くにしても必ず役に立つ心構えが体得できる。
■ 観察と実践、その1。コミュニケーション、ホスピタリティ。言われる前に行動する。空気が読める人間になる。
■ 観察と実践、その2。まずは笑顔。挨拶は明るく通る声で。誰からも親しみをもって声をかけられやすいタイプになる(→「明るい性格」を演じる、でもOK)。職場では「ちょうしいいやつ」「感じいい人」のが最初のチャンスを得ることが多い。素直で、誠実であること。お客さんから、ちょっとしたことでも頼まれやすい、だれからも親しみやすい、気さくなやつ。いい感じの人、気の利いたいいやつになる(演じる、でもOK)。ニューヨークの英語に近い関西弁は有利、大阪より神戸弁が(オノ説)。
■ どんな作業も時間、効率、優先順位を計りながら進める。丁寧さ、誠実さを身につける。
■ 明瞭な電話対応。会話、発声は3度高めの音程で6dBアップで。
■ サービス業(レストラン、バー、店員さんなど接客)のアルバイト経験者は、最初だけは少し有利である。
■ マニュアルを守り、柔軟に対応する。
■ 宅急便の仕分け配送、引っ越し屋、ビル清掃など、チームワークで効率よく、率先して重いものも軽そうに持てる人は、その経験も役立つ。
■ 大阪商人思考はスタート時点でやや有利。「大阪のおばちゃん」に学ぶ。世界と勝負する人間になるには、躊躇したり、萎縮しているようでは、ぜんぜんあきまへん。推薦図書:「大阪学」
■ 本気であること。こだわりと好奇心があり勉強熱心であること。制作現場では、仮に何人か自分と同じレベルの人がいると「よう、がんばっとるなぁ!」と言われるように振る舞える人に、仕事が優先して回ってくる。運がいい悪いではない。お気軽で何でも他人から頼まれやすい振る舞い、所作が重要。
■ 後から入ってきた人に、感じよく指導できること。自分が次のレベルに進むのに必須項目はここです!(会社員であれば部下をうまく育てる)

自分ができないことは、他人には教えられない。マニュアルを理解できているかは、ここで判断できる。要領良く次の人に教えて、そして自分はステップアップする。「これお願い」と声をかけてもらえる守備範囲がより広がるよう努力する。後輩に教えることで自分の不得意な部分が判る。後から入ってきた人に抜かれても3年先には抜き返すことだってできる。
 
どんな職業でも100%成功する方法があります。それは「途中であきらめないこと」。あきらめなければ、まだ失敗ではないのです。